処方された薬を飲み忘れてしまう人が少なくありません。症状が改善したり、薬が合わないと感じたりして自分の判断で薬を残す人もいます。このような「残薬」は医療費の無駄遣いにつながるだけでなく、症状を悪化させる恐れもあります。どこの薬局でも相談に乗ってくれますが、飲み忘れの残薬を大量に抱えている人、飲み合わせなどが不安な人は「かかりつけ薬剤師」を持つことをお勧めします。

「かかりつけ薬剤師」は、患者に処方されている全ての薬だけでなく、市販薬、健康食品、サプリメントまで一元的に相談に応じます。必要な場合は医師に処方を確認・相談したり、専門病院へ受診を勧めたりします。夜間や休日でも電話相談に応じ、必要に応じて調剤を行うこともあります。介護関連商品の相談のほか、介護サービスについて施設の職員らとやり取りすることもあります。

サポートは担当の薬剤師を選び、制度を理解して同意すれば始まります。料金は3割負担者の場合で1回70円~100円程度の負担となります。